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"ダイヤの価値を決める [4つのC] --
Color(色)
Cut(カット)
Clality(透明度)
Carat(カラット)
しかし、実は5つめのC <Conflict(紛争)>
が存在することを、あなたは知る--"
「ラストサムライ」のエドワード・ズウィック監督による息をもつかせぬ一級アクション娯楽作。
レオナルド・ディカプリオが「ディパーテッド」ではなく、本作でアカデミー主演男優賞候補になったことが納得の汚れ役を熱演している。
この映画は、アフリカの内戦を資金面で支えたという
「コンフリクト(紛争)ダイアモンド」
がテーマの社会派ドラマでもある。これもみどころ。
舞台となるのはアフリカ・シエラレオネ共和国。
1991年に武装蜂起した組織RUFがダイヤ採掘場を占拠し、奴隷同然の強制労働や少年を組織の兵力として酷使し、略奪、虐殺のかぎりを尽くした史実を、我々見せつける。
特にRUFによって連れ去られた少年を兵力として虐殺に駆り立てる場面など平和な日本人にはほとんど知らされなかった世界があったのである。
映画興行的にはあまりヒットしなかったのは、ひょっとして、この映画の現実を直視すれば、恋人にダイヤモンドをねだることができなることを知っている女性が多く、敬遠されたからか?