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バブル時代の1990年にタイムスリップした広末涼子は、現代との違いに、唖然とする。
ポケベルでの彼女連絡、六本木のディスコでの「眉ふと〜い!」ボディコン娘、アッシー君にタクシー争奪競争、誰もが平和にうかれていた時代。
なつかしさもあるが、これがわずか17年前のことで、こんなにも時代は変わってしまったのか、ということを改めて実感させられる。
ここが見どころ。
広末を除く俳優達が、17年前も演じる。
阿部寛や薬師丸ひろ子には少々無理もあろうが、「バブルを止める!」という大蔵省金融局長役の伊武雅刀と、「銀行はは絶対つぶれない」と長銀に就職する劇団ひとりの変貌ぶりには感心した。
これは日本版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、家族の再生物語。
それと経済再生物語。日本が抱える莫大な借金と不安。
これから17年後日本はどうなっているのか。
監督は、バブルの申し子で「私をスキーに連れてって」 (1987年) の
馬場康夫。
欠点や不満もあるが、ビールでも飲みながら観ていれば、結構楽しめる。