”日本史史上最大の謎<本能寺の変>
その新解釈に刮目せよ。”
(第3巻の広告文より)
山田芳裕のコミック「へうげもの」のテーマは「物欲」である。
戦国武将のかっこよさに美学を見いだし、徹底的に武将の美意識を描いている。
視点のユニークさと迫真の描写力が際立つ作品。
しかし戦国時代が背景だけに、歴史解釈も、私にはもうひとつの興味の的である。
第2巻は<本能寺の変>が中心。
「本能寺の変の黒幕は誰か」に興味があるが、これがなんと驚愕の展開。
ただただ、びっくり。
ずばり「秀吉」説なのだ!
信長が死の前にさしだす一服の茶碗が・・・
「ネタばれ」は良くないので、詳細は書けないが、黒幕どころか・・・
まことに面白い設定である。
実際にこのコミックを読んで、一服を味わっていただきたい。
第1巻は、信長討ちの陰謀まで
第2巻は、信長の死まで
第3巻は、光秀の死まで
第4巻の発売がいまから楽しみ。