映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「へうげもの」 第2・3巻

  ”日本史史上最大の謎<本能寺の変
    その新解釈に刮目せよ。”
      (第3巻の広告文より)

山田芳裕のコミック「へうげもの」のテーマは「物欲」である。

戦国武将のかっこよさに美学を見いだし、徹底的に武将の美意識を描いている。
視点のユニークさと迫真の描写力が際立つ作品。

しかし戦国時代が背景だけに、歴史解釈も、私にはもうひとつの興味の的である。
第2巻は<本能寺の変>が中心。
本能寺の変の黒幕は誰か」に興味があるが、これがなんと驚愕の展開。
ただただ、びっくり。
ずばり「秀吉」説なのだ!
信長が死の前にさしだす一服の茶碗が・・・

「ネタばれ」は良くないので、詳細は書けないが、黒幕どころか・・・
まことに面白い設定である。

実際にこのコミックを読んで、一服を味わっていただきたい。

第1巻は、信長討ちの陰謀まで
第2巻は、信長の死まで
第3巻は、光秀の死まで
第4巻の発売がいまから楽しみ。