映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

元気が出る邦画

先日、日経流通新聞が「2006年上半期ヒット商品番付」を発表した。

映画関連では、西横綱に「ダ・ヴィンチ・コード」、前頭に「元気が出る邦画」がでている。



「我慢の時代に目立った<癒し><低価格>は後退。<もう一度、強く元気に>にといった要素が台頭し、攻めの消費トレンドが動き始めた。」と、上半期ヒット傾向の変化を論じている。



ダ・ヴィンチ・コード」は、世界同時公開、国内最大の上映スクリーン数、初日1週間前の先行オールナイト興行成績を公開最初の日曜日の成績に加える業界の慣例により大ヒットを強調、映画化されたことを事件化する報道、宣伝の成功等がヒットに結びついた。

現在のところ日本の興行成績は、世界でNo.1だそうだ。

世界一高い映画入場料金もあり、日本が海外では最大の映画市場であるから、超有名スターも宣伝のために来日する。



「元気が出る邦画」は、上半期封切りの「THE有頂天ホテル」と「LIMIT OF LOVE 海猿」の大ヒットがある。いずれも<癒し>とか<重い社会派>の作品ではなく、<元気><軽い>系だ。

また、ミニシアター上映作品では、「かもめ食堂」が大ヒット。これも、元気が出る映画。



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