日経新聞連載の「ぞっとする絵・十選」が終了した。
私には、その記事に共感することが多かった。
筆者は「今自分が目にしているものが、何か測りしれないものを秘めているという予感。すぐれた芸術の要諦は、実にこれではないか。」というテーマで「ぞっとする絵」を解き明かす。
筆者は脳科学者の茂木健一郎というが、私は知らなかった。
そこで、インターネット検索すると、多くの著作が見つかった。
その著作の中で、筆者自ら<最もやさしく、本質をついた本>ということで、 「ひらめき脳」(新潮新書。06.4.20.刊)を読んだ。
「ひらめきの瞬間というのは脳にとって、とても嬉しいことなのです。」
「音楽や美術は、ひらめきの快楽が大きい。」
「ひらめきは、突然やってきて、予想できないから嬉しい。」
「(不確実なことを体験していて)ドキドキしている時はもっと嬉しい。」
「人生を変えるためには、一瞬のひらめきこそが最高の妙薬である。」
映画の面白さも、どうなるかわからないという不確実性を楽しむものであろう。
これからも、ひらめき脳を鍛えて、これまでと違った風景を眺めていきたい。
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