映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「20世紀少年 第2章 最後の希望」


原作コミックは読んでいない。
映画の<第1章>も観ていない。


だが、この<第2章>映画公開前日にテレビで<第1章>の特別番組があり、それを観ていたら、がぜん映画が観たくなって、さっそく映画館へ。

すっかりテレビ宣伝に乗せられてしまった。

 

<第1章>の最後、“血のおおみそか”から15年が経った2015年が舞台。
”ともだち”が救世主とあがめたてられた混沌とした世界で、先を読めない話の展開が興味をつなぎ最後まで飽きさせない。
荒唐無稽と言い切れないのは、やはりオーム事件で、現実的にありえる話と思うからだ。

 

豪華キャスト陣を得て、 堤幸彦監督は あえて異次元的なキャラクターに描いている。
宣伝用チラシには、キャラクターのコミック版と映画版の両方が掲載されていて、イメージが同じなことに驚く。
ともだちランド職員の小池栄子は怖い。

 

少年時代に戻ったり、バーチャル世界の少年時代もあったりと、複雑怪奇なストーリーをうまくまとめ、今秋公開予定の<第3章>完結編へと期待をつなげる。