京都にある東映太秦映画村。
入口から中に入ると、眼の前には昔あった映画館が再現されている。
上を見ると「笛吹童子」と「日輪」の看板。
窓口の横にはスチール写真、切符売り場の上には上映時間が掲示。
もうこれだけで小学生のころにタイムスリップ。
残念ながら村での実際の撮影風景は見れなかった。
村を回りながらアトラクションは3つ見た。
芝居小屋中村座で公演の忍者ショー「服部半蔵忍法伝」宍戸大全アクション軍団が舞台狭しとばかりに忍者が大暴れして華麗なスタントと殺陣を見せる。
これが観客から悲鳴があがるほどの迫力。
時代劇町並みのオープンセット屋敷町では「ちゃんばら辻指南」を観た。
出演者が映画さながらの模範演技した後、チャンバラの殺陣を面白おかしく観客に指南するというもの。
映画塾「映画のヒ・ミ・ツ うそ・ほんとう」では、スタジオ撮影のワンシーンを通して撮影などの裏側を解説。大人には分かりきったことも子供たちには新鮮な驚きなのだろう。
東映太秦映画村の中、特に映画文化館には、東映映画にとらわれず日本映画を代表する監督、俳優等の充実した資料を展示している。
私には日本映画史を彩った30作品の名場面を1作品1分程度で見せる「名作ミニ映画劇場」で久しぶりに藤純子の緋牡丹博徒の名場面を観たりしながら、なんとも昔に返った半日であった。