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サスペンスの神様アルフレッド・ヒッチコックを尊敬している私が、お勧めするサスペンス・ミステリー映画がこれ。
「ラッキーナンバー7」。
不運続きの主人公スレヴンが、大物ギャング同士の対立に巻き込まれていく物語。
一見、脈絡がないように思えた謎をラストでじっくり謎解きしてくれる。
おもわず、そーだったのか!と、
だまされる快感を味わう。
10年かけて書きあげたという脚本がうまいので、最後の最後まで(どんでん返し付き)目が離せない。
会話に登場する「007」や「北北西に進路を取れ」などのネタも楽しく、コミカルで、しゃれた小粋な作品となっている。
演技派キャストの豪華競演。
ボスを演じるモーガン・フリーマンとベン・キングズレーは、つぼにはまっており、敵対する両方のボスを渡り歩く殺し屋を演じるブルース・ウイルスは、黒澤明の「用心棒」のような展開を楽しんで演じている。
刑事役であるスタンリー・トウッチ(「プラダを着た悪魔」)も、主役であるジョシュ・ハーネット(「ブラック・ダリア」)もとぼけた味をだしている。
原題は「ラッキーナンバー・スレブン」。
「スレブン」であって「セブン」ではない。
この映画に最初に登場する競馬馬の名前。
不運続きの主人公も同じ名前。
これ以上は書かないのが、ミステリー映画を語るときの常識。
あとは、映画館でたっぷり楽しんでください。