映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2010-12-29から1日間の記事一覧

「最後の忠臣蔵」

大好きで何回か読み直している数少ない小説のひとつが、池宮彰一郎の「四十七人目の浪士」(文庫版では「最後の忠臣蔵」)だ。映画脚本家らしく短い言葉で綴る文章が胸に迫ってくる。小説では、”忠義”は具体的に書かれるのではなく、じわり行間に滲む。そこ…