コロナ禍で、もっぱら自宅でWOWOWやAmazonPrimeVideoでの鑑賞が多かった1年。
今年観た映画は226本。
古い映画再発見の1年でもあった。
なんとか選んだ今年新作映画のベストテン。
第1位「パラサイト 半地下の家族」ポン・ジュノ監督
映画の持つあらゆる要素が巧みに散りばめられた傑作と言うほかない。
第2位「ジョジョ・ラビット」タイカ・ワイティティ監督
笑いの裏には怒りが潜んでいるが、静かに感動的に終わるのだ。
第3位「ラストレター」岩井俊二監督
監督の長編デビュー作「Love Letter」の余韻を今一度味わえた。
第4位「mellow」今泉力哉監督
ありふれた世界をサラリと描く、この感性がたまらなく好きだ。
第5位「リチャード・ジュエル」クリント・イーストウッド監督
近年”英雄とは?”を深く追及し続けるする90歳監督に脱帽。
第6位「彼らは生きていた」ピーター・ジャクソン監督
第1次世界大戦その戦場の現場にいる、本物の兵士の声を聴く体感。
第7位「1917 命をかけた伝令」サム・メンデス監督
伝令に走るという使命を描くのにノーカット技法がぴったりだった。
第8位「his」今泉力哉監督
やさしさを全面テーマに打ち出すと、こんな映画になるという見本。
第9位「劇場」行定勲監督
コロナ影響下で映画館とネットで同時公開という時代をもダブった。
第10位「男はつらいよ お帰り 寅さん」山田洋次監督
まさかの50作目。多くのマドンナたちに再会して、ただただ感激。